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 Home > 特集 > 茶的時間

のんびり「工夫茶」の時間

中国茶の中でも烏龍茶に代表される青茶は、香りを楽しみながらゆっくりと飲むのに適したお茶です。台湾の茶芸館を訪れたら、「工夫茶(ゴンフーチャー)」の作法でお茶の時間を過ごしてみるのも、台湾ならでは。また、旅から帰ってからも、自分のスタイルで続けられるのが「工夫茶」の楽しさです。

「工夫」は「功夫(武術のあのカンフーと共通ですね)」とも書き、「時間と手順をかけて創り出す」ことを意味します。「工夫茶」とは、時間をかけて丁寧にお茶を淹れることです。もともと台湾のお茶に日本の茶道のような作法はなく、香りのよい烏龍茶が広まった頃から、より一層香りと味を楽しむために発達してきた方法です。ですから「工夫茶」を楽しむコツは、なにより自分が一番心地よく味と香りを楽しむ方法を見つけることだと言えます。

では、工夫茶の手順をご紹介したいと思います。今回おじゃました茶芸館は、さまざまなガイドにも取り上げられる猫空(マオコン)の茶芸館「邀月(ヤオユウ)」です。気の置けない友達とざっくばらんに工夫茶、という雰囲気になっております。※「邀月(ヤオユウ)」の紹介は次回の「茶的時間」で!

工夫茶に使う道具

@茶盤(チャーパン)→こぼれるお湯を受け止めるお盆のようなもの。素材や大きさの異なる様々なものがあります。
A茶壷(チャーフウ)→急須。日本で使うものより小さい。これで何煎も淹れます。
B茶海(チャーハイ)→茶壷で淹れたお茶はまず茶海へすべて移し、濃度が均一になったお茶を茶杯に注ぎます。
C聞香杯(ウンシャンベイ)→お茶の香りを楽しむために使う。最初に聞香杯にお茶を注ぎ、茶杯に移してから、聞香杯に残った香りを嗅ぎます。
D茶杯(チャーペイ)→お茶を飲むための湯飲み。お猪口かと思うくらい小さいです。
E水孟(スェイウォン)→器を温めたお湯や、茶がらを捨てるための容れ物。
F濾茶網(リゥイチャーワン)→茶壷から茶海にお茶を移すとき、茶海の上に乗せて茶かすを濾過するための道具。

このほかにも、使う分だけ茶葉を移しておくための茶荷(チャーホウ)、茶葉をすくって茶壷に移す茶則(チャーザー)などいろいろな道具がありますが、時と場合によって使う道具の組み合わせはさまざま。なければ代用品でも構わないのです。こちらの茶芸館では写真の道具が用意されました。こんな場合、茶葉は大胆に袋から茶壷へ直接投入!

工夫茶の淹れ方

@茶盤の上に茶壷を載せ、沸騰したお湯を注いで茶壷を温める。
A茶壷のお湯を茶海に移して温める。
B茶壷に茶葉を入れる。量は、均等にならしたときにちょうど茶壷の底が見えなくなるくらい。

C沸騰したお湯(※)を茶壷に勢いよく注ぐ。あふれるくらいまで注ぎ、蓋を閉める。蓋を閉めた茶壷の上からお湯をかけ、1分ほど蒸らす。
※中国茶は熱湯で淹れた方が香りやうまみが出ると言われます。烏龍茶では沸騰直後、95〜100℃のお湯を使うとよいでしょう。
D蒸らすあいだに茶海から聞香杯へ、聞香杯から茶杯へとお湯を移し、杯を温める。茶杯のお湯を水孟か茶盤に捨てる。
E茶壷から茶海へお茶を注ぐ。残さず全部。濃度が均一になり、温度も適温になります。香りを逃さないように低い位置から注ぎます。

F茶海から聞香杯にお茶を移す。聞香杯から茶杯にお茶を移し、空になった聞香杯から立ち上る香りを楽しむ。
G茶杯からお茶をいただく。

以降、2煎目からは蒸らす時間を15〜30秒ずつ増やしていきます(秒数は茶葉により変わってきます)。

ちなみに、本日いただいた「正業鉄観音」は1煎目に使った茶葉を8〜10煎まで使うことができるそうです。お茶はそれだけ時間をかけてゆっくり楽しむもの、ということなのかもしれませんね。

もっと楽しむ豆知識

その1→聞香杯から茶杯にお茶を移すとき、写真のようなおもしろい方法もあります。

その2→聞香杯を写真のように手の中で転がし、熱を取ります。そしてもう一度聞香杯の香りを嗅いでみてください。聞香杯が熱いときの香り「熱香(ズーシャン)」から変化した香り「暖香(ワンシャン)」を楽しむことができます。工夫茶を淹れるとき、このように温度の違いによる微妙な香りの変化を感じ取ることができます。こうした体験は、普段眠っている感覚を呼び覚まし、心を静め、精神をリラックスさせます。

自分の方法で楽しみましょう

以上が一通りの工夫茶の手順です。これ以外にも、人それぞれにいろいろな方法があります。たとえば、茶葉のほこりを取る意味で1煎目のお湯を捨てる場合もあります(その場合、お湯を注いだら茶葉の成分が出る前にすぐお湯を捨てる)。ひとりで楽しむとき、お客さんと一緒に楽しむとき、といったシチュエーションよっても手順は変わるかもしれません。何度か工夫茶を淹れていくうちに、自分に合った方法がきっと分かってくるでしょう。

7/26/2006

 

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