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「ベジタリアン」「精進料理」を意味する「素食」。バイキング形式で手軽に、安く、いろんな種類の素食を楽しめるお店が、台北駅から徒歩10分、城中市場のすぐそばにあります。
台湾には高級な素食レストランから、街中のあちこちに見られる素食屋さんまで、「ベジタリアン」「精進料理」が、外食のひとつの選択肢として大変身近な存在です。元来は、宗教上の信念から肉や魚を摂らない人々のあいだで食されてきた素食ですが、今は健康志向から老若男女を問わず気軽に食されています。
三来素食館はお店の前面が全開なので入り口がとても広く、そばを通りかかると店の中いっぱいに並ぶおいしそうな料理が否応なく目に飛び込みます。そしてい〜い匂いが漂っているのです!知らず知らずのうちに足はお店の中へ・・・。
店内に入ったら、ずらりと並んだ料理の中から好きなものを、自分で紙トレーに盛っていきます。ここは「自助餐(ズーズゥツァン)」とよばれるバイキング形式のお店。素食屋さんはこのバイキング形式をとっているところが多いのですが、自分の食欲や体調に合わせて、料理を組み合わせたり量を加減できるスタイルは特に女性にとってはうれしいですね。それにしても驚きの品揃え。大皿に載った料理から銀色の小さなトレーに載った惣菜まで、軽く50種類を超えています。これって要するに野菜やお豆や穀類だけを使ってるんですよね?それだけでこんなにいろんな料理ができるなんて、しかもここはホテルのビュッフェではなく、街中の大衆食堂・・・台湾おそるべし!台湾庶民の「食」に対する情熱を目の当たりにした感がありました。トレーには、たけのこ、へちま、青菜、にがうり、にんじん、白菜、かぼちゃ、ブロッコリー・・・と、ありとあらゆる野菜を使ったさまざまな煮物や炒め物、和え物が並び、中には豆腐や湯葉を使った料理も。日本でもお馴染み大根餅や春巻きなどの点心は、素食といってもボリュームたっぷり。中には肉や魚に見えるように作られたものもあり、お餅やお団子などのおやつまで用意されていて、見ているだけで楽しくなってきます。テーブルの周りをぐるぐる巡ること3周目、鮮やかな料理に魅せられて、自分の紙トレーがまだ空であることに気づきました!「いっぱいありすぎて迷っちゃう!!全部食べてみたいけど・・・そうだ、また来よう!」と独りごちつつ、急いで盛り合わせたのでした。


バイキングって値段があらかじめ決まっていて、いっぱい食べなきゃ損!的な焦燥感に駆り立てられつつ無駄に多く盛った結果お腹がはちきれそうになったりしてしまうものですが、ここは量り売りなのでそのような心配は御無用。料理の載った紙トレーをレジに持っていくと、レジのお母さんが「ご飯とスープを食べるか?」と聞いてきます。食べるときはご飯用とスープ用の小さなお碗を取り、会計後に自分でよそいます。ご飯が10元、スープは無料です。あとはトレーの重さを量って値段を決めます。いろんな素材で作られた異なる種類のおかずが載っていますが、全部まとめて量っちゃうんですねえ。
左が63元(約200円)、右が84元(約260円)です。安い!こんなに安くて、野菜がしっかり摂れて、おやつも食べられるなんて、得した気分です。おなかいっぱい。

保存料や着色料をふんだんに使用して素材の姿が見えなくなった食べ物が氾濫する日本から来たわたしにとって、栄養たっぷりの出来立ての料理を食べることが当たり前である台湾の食事は感動的でした!台湾の人々は食べるということをとても大切にしているんだなと感じました。日本に帰ってしばらくはコンビニ弁当が食べ物に見えなくなってしまったほど、台湾の食は豊かでした。
DATA
| アクセス | MRT(地下鉄) @淡水線「台大醫院」駅出口1より徒歩10分。駅を出たら228和平公園の敷地内を横切って衡陽路へ。重慶南路を右折して直進、武昌街との交差点で左折。しばらく歩くと右手にあります。(重慶南路の両側には銀行が並んでいます。) A淡水線・板南線「台北車站」駅出口9より徒歩10分。駅を出たら「新光三越」の右手の館前路に入り、マクドナルドの角を右折して直進。重慶南路に出たら左折して直進、武昌街との交差点で右折。しばらく歩くと右手にあります。(重慶南路は本屋街になっています。) |
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2006年8月24日